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2024.04.23
CDが音飛びする原因とは?買取してもらうことはできる?
CDの自体には傷がないけれども、それを再生すると音飛びがしたなどの経験を持つ人も多いのではないでしょうか。盤面はデリケートで、取り扱い方により知らない間に傷がついてしまうことも少なくありません。
ここでは、盤そのものに原因があり音飛びする場合と、プレイヤー側に原因があり音飛びする場合について解説します。また、音飛びするようなCDは買取して貰えるのか、これについてもご紹介しますので参考にされると良いでしょう。
CD自体に原因があって音飛びする場合
音楽を聴いていると、同じ場所を繰り返しリピートしてしまう、このようなアクシデントに遭遇した経験を持つ人も多いのではないでしょうか。これは「音飛び」と呼ばれる現象で、レコードの溝と同じくCDに傷が付いていると起こりやすいです。キズがあるとデータを読み取ることができなくなくなるため、CDを廃棄処分する際には情報漏洩などの目的で盤面にカッターでキズを付けて捨てる人も。
CDそのものに問題があるのは傷だけでなく、埃などのゴミが付着していたり、盤面に直接触れて皮脂などが付着していると起こることがあるので注意が必要です。
ちなみに、レコードは外周から内周に向かいトレースしますが、CDの場合は内周から外周に向かってトレースしますので、傷が付いている場合に何曲目で音が飛ぶのか、このような目安にも使えます。
なお、目立つ傷がないのに音が飛ぶとき、汚れが原因の場合は眼鏡用のクロスや繊維が細かい布を使って、内周から外周に向かい優しく拭き取ります。汚れが落ちにくいときには眼鏡クリーナーを使うのがおすすめですが、洗浄成分はきれいに拭き取るようにしましょう。
CDプレーヤーに原因があって音飛びする場合
盤面に傷がない、汚れなどがないのに再生すると音が飛んでしまう、このようなときにはCDプレイヤーに問題があるかもしれません。CDプレイヤーにはレーザーダイオードとフォトダイオードの2つがありますが、レーザーダイオードは盤面に光を照射する役割で反射光はフォトダイオードが受け取ります。ピックアップと呼ぶ部品がレーザーダイオードやフォトダイオードになるのですが、ピックアップにはレーザー光を出してCDに当て、その反射光を読み取っているピックアップレンズがあり、ここが汚れていると正確にデータを読み込むことができません。この場合は、完全に読み取りができなくなることもありますし、一定間隔で読み取りエラーが生じることもあるなど音飛びの原因になります。
ピックアップは、ディスクの取り出しの際に埃が入り込んだりして汚れやすいので、定期的にクリーニングすることをおすすめします。カメラのレンズを掃除するときに使うようなブロアーで埃を吹き飛ばす、レンズに汚れがあるときは、綿棒に無水アルコールで湿らせたものを使って表目をやさしく拭き取ります。もし、クリーニングを行っても改善されない場合はピックアップの寿命も考えられます。
音飛びするCDでも買取に出すことが可能
音飛びするCDは買取に出して引き取って貰えるのか、これは非常に気なる人は多いといえましょう。1曲だけの音飛びなどの場合、他の曲は正常に再生できるわけですから、それをゴミで捨てるのはちょっと、このように考えてしまう人も多いといえます。
結論から言うと、音飛びが少しでもあるものは買取の対象外になっているケースが多いです。ただ、プレミアが付いている希少性が高いものは専門店に持ち込むことで値段はかなり下がりますが引き取って貰えることもあるようです。
原則音飛びは、買取の対象外になることを把握しておきましょう。ちなみに、傷があるけれども音飛びが起こらない、このようなケースも稀にあります。傷は価値を損ねるものですが、買取の査定では傷の有無もしっかりチェックしますので、傷があるときには前もって自己申告することも大切です。
また、傷以外にカビがあると音飛びすることもありますが、クリーニングで解決することもあります。なお、買取の査定に出す前に盤面をチェックして、落とせる汚れはきれいに取り除くことは基本です。
今回のまとめ
CDに目立つ汚れや傷が付いていると音飛びすることが多いですが、汚れの場合は無水エタノールなどを使って盤面をきれいに磨くことで解決することもあります。また、音飛びは盤そのものだけでなくCDプレイヤーに原因があることもありますが、この場合はピックアップの目玉部分を無水エタノールでクリーニングするのがおすすめです。目立つ傷があるなど音飛びするものは買取の対象外になっていることが多いので、取り扱いには十分な注意が必要です。